きまぐれLuminescence

主にLeicaで撮った写真を載せていきます。ささやかな言葉を添えて

金沢撮り歩き後編

前回に引き続き今回も金沢での旅のお話。

台風一過でビュウビュウ風の吹くなか21世紀美術館

丁度連休中だったので大層混んでおりました。

券を買うのに20分くらい並んだ。どうも時間を要する理由が購入後手渡される際、

館内のルールを詳細に説明しているからのよう。

並んでる間に説明するなどしてチケット購入をもっとスムーズにできそうな余地がありそうだ。

まぁ僕の場合1人の気楽な旅なので特に困りはしない。

f:id:nekkor:20191121002006j:plain

Pass through by Leica M10 / Summilux 35mm ASPH. FLE

美術館なので基本撮影禁止のエリアが多いのだが、屋外を利用した展示が多いので

割と撮影シーンがあるのがよい。

21世紀美術館といえばプールの展示が有名、ということで

最初に赴きました。

f:id:nekkor:20191124152353j:plain

水の上 by Leica M10 / Summilux 35mm ASPH. FLE

f:id:nekkor:20191124152701j:plain

水の底 by Leica M10 / Summilux 35mm ASPH. FLE

アクリル板か何かを敷いてその上に水が流れている

理屈では分かっているのですがいざ目にすると不思議な光景ですね。

美術館だけれど子供も楽しめそうな展示も結構ありますね。

f:id:nekkor:20191124160815j:plain

TOKYO by Leica M10 / Summilux 35mm ASPH. FLE

f:id:nekkor:20191124161145j:plain

metropolis by Leica M10 / Summilux 35mm ASPH. FLE

撮影可能な展示をぽちぽちと。

美術館を堪能した後は歩いてひがし茶屋街へ。

f:id:nekkor:20191125225653j:plain

古めかしい家屋が並ぶ by Leica M10 / Summilux 35mm ASPH. FLE

f:id:nekkor:20191125225943j:plain

ズミルックスは特に立体感際立つ by Leica M10 / Summilux 35mm ASPH. FLE

f:id:nekkor:20191125230437j:plain

少し奥に入り込めば雰囲気のある裏路地へ by Leica M10 / Summilux 35mm ASPH. FLE

茶屋街は流石に観光客が多く人気の少ない時を狙って撮影

というのが難しいようで。

今回金沢をほぼ1日で回りましたが、割とコンパクトにまとまって

いるので丁度いい時間で立ち寄ることができたと思います。

景観よし、ご飯美味し。アクセスよし。です。

それにしてもライカでご飯を撮るのは難しいですよね。

腰が120度くらい反ります。で、結局携帯で撮ります・・・

この時ばかりは最短撮影距離がもどかしくなりますね。

35mmレンズ1本で臨んだ旅行ですがほぼほぼこれで事足りてしまいました。

また行きたいな、金沢。

 

 

金沢撮り歩き前編

9月の下旬に金沢へ行ってきました。

イカM10ひとつで本格的に旅行は初めて。

レンズはズミルックス35mmつけっぱで。

一応エルマリート28mmとかも持っていったものの、

結局35mm1本で撮ってました。

前回富山での写真を上げましたが、その続きです。

富山の友人宅に一泊し、あいの風とやま鉄道にて金沢へ移動。

そういえばついこの間、東京〜富山で乗ったばかりなのに

北陸新幹線が台風で水没した事は非常にショッキングでした。

ぼくの地域は大きな被害は無かったけれど、

自然の恐ろしさを再認識。

f:id:nekkor:20191107001101j:plain

定番の鼓門 f1.4 Leica M10 / Summilux 35mm ASPH FLE

まずは鼓門がお出迎え。夜だとライトアップが綺麗。

着いたのが夜だったので、ふらりと居酒屋へ。 

お刺身やのどぐろ炙りなどを日本酒で頂き北陸の味を満喫。最高…

ひやおろしが色々出ており、宗玄というお酒が美味しかったので、翌日購入。

f:id:nekkor:20191107003616j:plain

日本最古の噴水?f1.4 LeicaM10 / Summilux 35mm ASPH FLE

 まずは兼六園へ。きっと紅葉の時期に行くと大変綺麗なのだろうなと感じた。

地続きでお隣の玉泉院丸庭園にも足を運びました。

f:id:nekkor:20191107224443j:plain

結構新しいのですねこれ f2.4 Leica M10 Summilux 35mm ASPH FLE 

庭園自体は割と新しいとのこと。

奥の石垣について係の方が熱心に説明してくださった。

ブラタモリにも登場したらしい。

f:id:nekkor:20191107225253j:plain

人工的に造られたせせらぎ f1.4 SS1/4000s Leica M10 Summilux 35mm ASPH FLE

造園には詳しくないですがこのせせらぎを作るのにも大変な苦労があるんだろうなと。

水の流れというのはなんというか心を豊かにしてくれる。

そんな綺麗な清流も時には黒い濁流に姿を変える事もあり…考えさせられますね。

この旅行の際もちょうど9月の台風の時期で雲の流れが早かったなぁ

さて、次はかの有名な21世紀美術館に参ります。

(続く)

Summilux 35mm f1.4 ASPH FLE への決断

一大決断

強力なまじないの篭った言霊のようなレンズ名ですね。

そうです。手に入れてしまいましたズミルックス35mm現行品。

ズミクロン35mmを手にしてからというもの、この画角が非常に気に入ってしまいました。

こればかりは手を出すまいと思っていたのですが、

やはりf1.4に魅せられてしまいまして。

増税、大きな仕事が片付いた事なども手伝い購入に踏み切ったのでした。

とはいえ相当悩みましたけれど。

いろんなウェブサイトなどを回り作例等を参考にしました。

なので、もしかすると僕のように迷われている方がいれば、

少しでも参考になると幸いです。拙い写真ではありますが。

やっぱり開放で

f:id:nekkor:20190930234252j:plain

富山県美術館のクマ by Leica M10 / Summilux 35mm ASPH FLE

開放で。周辺減光は現像でわざと少し大げさにしてます。

実は後ろに2体ほどサイズの違うクマがいるのですが、とろーんとボケでますね。

実はこのレンズを手に入れた後、M10に付けて旅行に出ておりました。

f:id:nekkor:20190930234720j:plain

富岩運河環水公園 by Leica M10 / Summilux 35mm APSH FLE

こちらも絞り開放。シャッタースピードは最速の1/4000s。

手前の噴水の水柱の立体感いいですよね。静止した時の中の水はまるで氷のよう。

f:id:nekkor:20190930235606j:plain

同公園 裏から見える滝 by Leica M10 / Summilux 35mm ASPH FLE

こちらも絞り開放の最速SS。なんでも開放で撮りたくなるのは人のサガか。

曇り空だったので、開放でも丁度いい露出なんでしょうか。

f:id:nekkor:20190930235118j:plain

山崎蒸留所 素敵なウィスキー達 by Leica M10 / Summilux 35mm ASPH FLE

いずれ記事にしようと思っているのですが、こちらは京都の山崎蒸留所。

ウィスキー好きなら一度は訪れて損はない場所です。

背後に並ぶウィスキー達が玉ボケとなって煌めいてます。

この1本で対応できちゃうオールラウンダー

寄れば主題を際立たせる写真も、引けば風景写真も。

開放で驚くほどの立体感、絞れば緻密な描写。

お高いですがその価値のあるレンズかと思います。

取り回しに関してですが、さすがにズミクロン35mm、

特に僕の使っている7枚玉と比較すればサイズも大きく重いです。

ですが旅行で数日首からぶら下げていましたが、苦に感じた事、

重いなと感じた瞬間はなかったように思います。

一眼になれた方なら全く問題ないです。

M10に付けっぱになりそう…

しばらくはこのレンズで色々と作例を上げたいなと思っております。

旅行についても少し詳しく触れたいな。

それではまた。

絞った写真(f11)も載せておきますね。

f:id:nekkor:20191001001842j:plain

京都 仁和寺 by Leica M10 / Summilux 35mm ASPH FLE

 

 

 

残暑にて熱、帯びてゆくM10

撮るのも体力勝負

8月はとてつもない暑さでした。

ここまで暑いと真昼に外へ飛び出して写真を撮るのも一苦労。

写真の枚数も減りました。。

それとピーカンな空の下で開放で撮ろうとして真っ白な絵が出来上がる…

どうも工夫が必要ですね。

f:id:nekkor:20190901171849j:plain

不忍池 蓮子の花が顔を出す by Leica M10 / Summicron 35mm F2.0 3rd

35mmの画角の使い勝手の良さ、分かってきました。

King of Bokehと呼ばれる(?)だけあって、開放の立体感いいですね。

f:id:nekkor:20190901173207j:plain

チリンチリン 湯島天神にて by Leica M10 / Summicron 35mm F2.0 3rd

炎天下で撮っていると真っ黒なM10が熱を帯びてきてちょっと大丈夫かな?

と思う時があります。幸い特に異常はありませんが。

このズミクロン35mm小さくて軽くて携行が本当に楽です。

最近はこの子だけで出歩くことが多いです。50mmすまん…

f:id:nekkor:20190901174406j:plain

旧岩崎邸庭園 一部改修工事中で囲われてました by Leica M10 / Summicron 35mm F2.0 3rd

撮り歩いた後は大抵喫茶店に入って、珈琲を飲みながら写真を確認する。

この工程がとても好きなんですよね。

現像とかやり出すと長居しちゃうんで確認のみ。

豆も売ってるお店だとより良いですね。

この日歩いた神田界隈は喫茶店が充実しているエリア。

神田明神すぐの「乙コーヒー」というお店にふらっと寄りましたが

古民家カフェといった感じで静かな佇まいで落ち着くよい場所でした。

ブレンドコーヒーも美味。

 

9月に入って少しは涼しくなってきたかな?

今月は時間を見つけてもっと撮り歩きたいなぁ。

f:id:nekkor:20190901175955j:plain

東京駅前 打ち水的なエリアが涼しさを演出?by Leica M10 / Summicron 35mm F2.0 3rd

横浜空模様 × Summicron 35mm

楽しくなってきた35mm1本で出歩く

7月も半分が過ぎたけれどまだ晴れ間はごくわずか。

そんな中、新海誠監督最新作「天気の子」を公開二日目に観に行き、

清々しい気持ちになった。

tenkinoko.com

この映画についても少し感想を述べたいがもう少し後にしよう。

さて、その足でさぁ横浜散歩と行こうじゃないか。

・・・曇っている。いや雨もポツポツ降り出した。

これじゃまるで映画のようだ。

お天気レーダーとにらめっこしつつ、止んだ時を見計らっていざ飛び出す。

f:id:nekkor:20190721163704j:plain

見上げた空 by Leica M10 / Summicron 35mm F2.0 3rd

曇り空でも工夫次第と言った所でしょうか。

しかし観覧車という乗り物は面白い。

空の上にワンルームのプライベート空間を何個も創出して、

それをぐるぐる回してしまうんだから。

遊園地の乗り物の中でも際立って不思議な存在と思う。

掃除やメンテってどうやってるんだろう。

逐一一部屋ずつつ地上で清掃して少しずつ回すのかな。

f:id:nekkor:20190721165401j:plain

UKIWA by Leica M10 / Summicron 35mm F2.0 3rd

この日は本当に湿度が高くて水分が目に見えるような蒸し暑さだった。

水分補給しながら歩く。潮の匂いもだいぶ濃い。

f:id:nekkor:20190721165915j:plain

百合の花 手入れのおじさんが丁度世話してた ご苦労さまです by Leica M10 / Summicron 35mm F2.0 3rd

赤レンガ倉庫手前の緑地はいつも綺麗な花が植わっていて、

訪れる人の目を楽しませている。

今は百合の花がいっぱいでとってもいい香り。

新港中央広場と言うそうです。

f:id:nekkor:20190721170400j:plain

晴れなら沢山の人が遊んだりお昼寝する。今日は僕が独り占め by Leica M10 / Summicron 35mm F2.0 3rd

冒頭の天気の子の一節で

「人はどうしてこんなにも空模様ひとつに心を動かされるのだろう」

というようなセリフがあるのだけれど、本当、一喜一憂してるよなぁとカメラ片手にしみじみしました。

どうしても雨だと傘が必要だったりで撮影に集中しづらくなる所がある。

曇りや雨の日にはカメラを空に向けず別の被写体を撮れなんてどっかに書いてあったっけ。

でもよく見れば意外といい雲してたりする。案外悪くないのかもな。

f:id:nekkor:20190721171624j:plain

意味深な矢印 by Leica M10 / Summicron 35mm F2.0 3rd

35mmだとこういった奥行ある構図も撮りやすいですね。

しっかし空の写真と題しつつ曇天、しかも観覧車メイン、みたいな写真だけ。

まぁ切り口は人それぞれということで。

来週には晴れるかな?

◆余談

1枚目の写真をよく見ると分かるのですが、

ニョロニョロしたものが写り込んでます。

開放じゃ気づかなかったのですが、ある程度絞った時にそいつは現れました。

後にイメージセンサーに付着した塵と判明。

M10のセンサー確認機能を初めて使ったらバッチリ塵が写しだされていました。

M10って普段センサー塞がれてるのであまり気にしなかったのですが、

結構入ってくるもんなんですね。

ブロワーで一頻り吹いて再度確認すると綺麗さっぱり真っ白に。

いやーレンズ内部の塵、傷起因かとヒヤヒヤしました。。

皆様もセンサーのお掃除は定期的に実施されると良いかと。

この時期、カビも怖いので掃除と防湿庫のチェックは欠かせない日々です。

鞄にカメラつめ込んで

カメラカバンの中身

今回は写真の話じゃあありません。

普段カメラを入れて運び歩く時に使っている鞄の話です。

皆さん鞄はどんなものを使ってるのでしょう。

みんな自分なりの考えがあって鞄の構成を考えてると思うので、その辺りが書いてある記事だったり本は興味深く読んじゃいます。

フルサイズ一眼ならいざ知らず、M型ライカならばそこまで場所は取りません。

僕はこんな感じです。割とフル装備(これで?)

f:id:nekkor:20190715214241j:plain

フル装備version

左上からipad pro、クリーニングティッシュ&SDカード(予備) in ライカ巾着

予備レンズ(ズミクロン50mm)、ライカM10用ソフトケース、SDカードリーダー(USB-C)、M10バッテリー(予備)、 Leica M10本体、ハンカチ、モバイルバッテリー。

 

ここに財布とワイヤレスイヤホンが加わるくらいかな。ミニ三脚もあればなお良し

予備バッテリー(赤い方じゃないですよ)は必須ですね。

ガッツリライカで1日撮るならバッテリー1.5個分くらいは必要でしょうか。

これを詰め込む鞄がこちら。 

f:id:nekkor:20190715214422j:plain

僕の相棒カメラバッグ 常用にも旅行にも。

Acru(アクリュ)という所のカメラバッグです。今は卉奏と言うお店。

acru.jp

名前はサビカLだったと思います。今は取り扱ってないのかな?

ここの皮製品は前から結構お世話になっていて、この鞄の他にもライカに付けてるストラップもこちらの製品です。

この鞄、一眼レフ時代から使っていて、中くらいのサイズの一眼レフ機と交換レンズくらいなら余裕で入ります。開閉もスナップボタン式で一発。

容量もデザインも皮の色も好きで、とっても気に入っています。

さぁ詰め込んでみよう

最初に載せた内容物を全部鞄に入れた図がこちら

f:id:nekkor:20190715214557j:plain

すぐ取り出せるのがいい

イカと交換レンズを入れてもまだまだ余裕があります。

ipad proも入っちゃう。ブログの文章は基本ipadで書いてますが、実はそんなに頻繁に入れて持ち出してません。文章はおうちでも書けるし!

本当はこの鞄、仕切り布が付属していてレンズやカメラが干渉しないようにできます。取り外し可能なので外しちゃってますが。

僕の場合、レンズもカメラもケースに入れております。M10はライカ謹製ソフトケースがガッチリ守ってくれている、頼もしいぜ。

やはり皮製品は経年でいい味が付くのが良いですね。

旅行かガッツリ撮る日!ってな感じのフル装備でこれくらい。

普段はM10のみなんて事が結構多いので、もうちょい小さいショルダーバッグを使ってます。

aniaryというブランドの皮のショルダーです。特にカメラ用でもなく。

www.aniary.com

あまりカメラバッグカメラバッグしないものが好きなので普段使いできそうなものを愛用してます。

ただしいずれも皮製品なので雨の日に弱い…のがたまにキズですね。

 

イカを使うようになってかなり機動力が上がったと思います。

一眼をずっとぶら下げてると結構体力使いますし。

ミラーレスは大分その点で助かりますね。

旅行ならM10本体とレンズ3本くらいかなぁ…

意外とレンズ交換もタイミングが難しいんですよね。その辺はおいおい考えよう。

イカの写真が無いじゃない!ということでオマケの一枚。

f:id:nekkor:20190715220149j:plain

江ノ島ねこちゃん撮って出し by Summicron 35mm F2.0 3rd

ニャに見てるのサ。

梅雨で雨の日が続くので早く晴れてほしいです。

雨の日もいい写真が撮れますが、皮の鞄という意味でも!

35mmの誘惑 ズミクロン7枚玉

持っていくレンズ1本だけ  そんな時

f:id:nekkor:20190714150558j:plain

上野公園 紫陽花 f2.4 by Leica M10 / Summicron 35mm F2.0 3rd

さてどうしよう。明確な目的がある場合は迷いは無いが、そうでない場合

あなたなら何を持って行きます?

僕の場合ズミクロン50mmとエルマリート28mmが丁度よい組み合わせなのですが、

どちらかに絞るとなると難しい。強いて言えば50mmでしょうか。

そういったケースを考慮した時に35mmって、バランスいいんじゃないの?

という考えがふわふわ浮いてきたわけです。

こうなるとダメですね。いつのまにか35mmレンズを調べている…

気になってしょうがない。

候補としては、まずズミルックス現行ASPH. FLE。最強ではあるが…お高い上に重い。

じゃあズミクロンは?世代によって色々評価が異なるらしい。ライカあるある。

簡単に言えば第1世代(8枚玉)、第2世代(6枚玉)、第3世代(7枚玉)、第4(非球面)、第5(現行)とあるようで、8枚玉はめちゃめちゃお高い。

第4は現代的描写かつ価格も小慣れてるようでおススメされていた。

30数年前のレンズ、そのお味は?

f:id:nekkor:20190714163225j:plain

Leica M10 with Summicron 35mm f2.0 3rd (7elements)

そんな中僕が手に入れたのは3世代目の7枚玉、CANADA LEITZ製。

ちょうど良い綺麗な個体が出ており、買ってしまいました。

現行品よりも小さく、僕の持つエルマリート28mm ASPH.に迫る軽さです。

アンバー気味のコーティング発色がオールドレンズを思わせます。実際古いですけど

1980年代以降に生産されたレンズということで、僕と同じくらい歳を重ねたレンズ

そういう面でもこの3代目が気になっておりました。

作例を以下に。

f:id:nekkor:20190714164714j:plain

鮮やかな発色です 絞り開放 by Leica M10 / Summicron 35mm f2.0

Bokehですが背景によってはちょっとざわざわしてる感じが出ます。バブルボケですかね。

f:id:nekkor:20190714165704j:plain

万世橋駅跡地 f4.8 by Leica M10 / Summicron 35mm f2.0

f:id:nekkor:20190714171431j:plain

上野東照宮銅灯篭 絞り開放 by Leica M10 / Summicron 35mm f2.0

モノクロでも良い絵が描けそうです。

f:id:nekkor:20190714170048j:plain

花園稲荷神社 絞り開放 by Leica M10 / Summicron 35mm f2.0

f:id:nekkor:20190714170158j:plain

同上 f2.4 めちゃバブル出てます by Leica M10 / Summicron 35mm f2.0

引けば広角的に。寄れば50mm的な使い方もできる

…なんか35mmが好きになってきました。

ところでこのレンズ、シリアルナンバーを調べた所、僕の生まれる1年前に製造されていることが分かりました。同じ時代を生きてきたわけです。どこで暮らしていたんだろうな、日本かな?

そんなこんなでちょいと思い入れのあるレンズになりそうです。

これからもよろしくね、先輩。

f:id:nekkor:20190714172035j:plain

Summicron 35mm f2.0 3rd with 12526 Lens hood